乗車前に、自分の自転車をチェック!
メンテナンスの基本「自転車をじっくり観察」
チェーンやギアなどをしゃがんでじっくり観察すると、汚れや錆・ワイヤーのほつれなど様々なトラブルの原因に気づきます。
こうした原因を放っておくと、部品の消耗を早めるだけでなく、場合によっては事故につながることもあります。
点検の合言葉は『ぶたはしゃべる』
- ブレーキは前輪・後輪ともしっかりきくか?
- ブレーキのゆるみやワイヤーが伸びたり、外れたりしていませんか?
- 空気は十分入っていますか?
- すり減っていませんか?
- 石や釘等がささっていませんか?
- 荷物やマフラー等が車輪に絡まりそうになっていませんか?
- 取り付け位置や色・角度など正常に取り付けてありますか?
- 汚れたりこわれたりしていませんか?
- 車体(フレーム)に亀裂やサビが発生していませんか?
- ハンドル周辺が、がたついたりしていませんか?
- サドルはぐらついていませんか?
- 両足先が地面に届く高さですか?
- チェーンがたるんだり、減ったり、サビついたりしていませんか?
- 使用中に異常な音はしませんか?
- 折りたたみ自転車はしっかり固定できていますか?
- カゴや荷台、幼児座席(前後)に、ぐらつきや破損はありませんか?
- ベルやブザーはしっかり音がでますか?
日常のお手入れ
自転車全体を見ることで発見できる異常も多いので、車体はきれいに保ちましょう。使用前に乾いた布等で、車体の表面についた泥や土、ほこりを拭きとりながら、チェックしましょう。がんこな汚れには、中性洗剤を薄めて使用し、必要ならブラシ(パーツが傷つかない程度の硬さ)を使いましょう。
海岸沿いの地域や湿気の多い場所での保管や走行後は錆びやすいので、拭き掃除をマメに行うなどのお手入れの回数を増やしましょう。
ステンレス部分も他パーツとの接触などにより、サビが出る場合があるので表面の汚れをしっかり取り、布などでしっかりと拭いてください。
パンクの原因の多くはタイヤの空気不足!
空気圧が不足しているときはペダルが重く乗っていて疲れやくなったり、パンクなどのトラブルが発生する確率が高まることが知られています。
タイヤの空気は気づかないうちに少しずつ減っています。なので、自転車に乗る前などにこまめに空気圧のチェックをしましょう。
また、車体により適正な空気圧は異なるのでタイヤ側面に表示されている適正空気圧も事前に確認しておきましょう。
乗車前には常にブレーキの効きを確認!
ブレーキは『命を守る大切な部品』です。ブレーキが急に効かなくなったら大変です。反対に効きすぎても転倒する恐れがあります。
- ブレーキは前輪・後輪の両方に付いていますか?
- ブレーキシューの山は減っていませんか?
- 片方のシューだけ当たっていませんか?
- ワイヤーの動きはスムーズですか?
- 適度な引きおろしはありますか?
上記の点検を日ごろから行い、気になる点などある場合は自転車店などで正しく調整しておくことが大切です。